介護の仕事は大きく分けると、掃除や洗濯・調理などの「生活援助」と、利用者さんの身体に触れて食事介助・入浴・排せつなどの日常生活を支援する「身体介護」の2種類があります。これは、利用者の家を訪問して行う訪問介護でも、老人ホームなどの施設介護でも同様です。
このうち、利用者さんの身体に触れる「身体介護」をするためには、必ず介護の資格を保有している必要があります。介護の資格は、比較的短期間でとれるものから、難易度の高い国家資格までさまざまです。初任者研修は「介護のスタート資格」です。ヨウコーケアカレッジの介護職員初任者研修は1ヶ月コース・2ヶ月コース・3ヶ月コース・6ヶ月コースなどご都合に合わせて受講が可能なコースをご用意しております。
資格保持者となり信頼される。資格手当などがつき、給料がアップする
施設での介護の仕事に従事するには、最低でも認知症基礎研修の受講が必須となりましたが、初任者研修はワンランクアップの資格といえるかもしれません。
介護の理念から学び、高齢者への接し方がわかる。身体介護の仕事もできるようになる
この研修では、介護の知識を、理念から学ぶことができます。利用者の個性を尊重すること、その人らしさを大事にした介護をすることなど、とても大切な基本を学びます。
また人間の体のしくみ、老齢化したときの身体的な変化、基礎的な医療知識なども学びます。これらを知ることで、ケガや病気になったときの対処だけでなく、予防などに役立てることができます。
キャリアアップのスタートライン資格
資格を取得すると、正社員にもなりやすく、リーダーや管理者へキャリアアップの可能性も広がります。 下図のように、「介護職員初任者研修」は介護実務の入門資格です。この後、「実務者研修」を経て、介護の実務期間3年の後には、国家資格である「介護福祉士」の受験資格を取得することができます。また、「介護福祉士」取得後にさらに研修を受けることで、これから誕生予定の資格「認定介護福祉士」にチャレンジすることも可能です。*認定介護福祉士の資格については、現段階では詳細未定
介護の資格保持者は、引く手あまた
日本は世界の中でも高齢者が多い国です。2025年には団塊の世代が75歳以上に達するため、国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という、超高齢化社会に近づきます。
それにともない2025年には230~250万人もの介護職が必要になると言われていますが、人材は圧倒的に不足しています。
つまり、介護の資格を取得すれば、就職・転職には困らないとも言えるのです。一般的な求人広告を見ても、介護の仕事の求人はとても多く、引く手あまたです。実際に介護の仕事の経験がなくても、意欲とこの介護職員初任者研修の資格さえあれば、就職には極めて有利です。
この資格を取得していれば、訪問介護、施設介護の両方の場で大いに生かすことができます。カリキュラムは、ベッドから車椅子への移乗、体の不自由な人への着替えの援助、食事介助、入浴介助、ベッドでの洗髪など、高齢者の介護の現実に合わせた実践的な内容です。講義だけでなく実技演習もあるので、すぐに現場で生かすことができます。
また、介護施設だけでなく、病院や診療所などで、医師や看護師の指示を仰ぎながら、ベッドメイキングや食事の配膳・下膳、患者さんの車椅子への移乗などをサポートする院内ヘルパーとして勤務することもできます。また、介護の仕事をしなくても、生活の中で生かせる資格でもあります。百貨店やスーパー、飲食店、ホテルなど、高齢者が買い物をしたりサービスを受けたりするところでは、高齢者の身体や精神の理解のために、従業員がこの資格の取得を目指す場合があります。
ご自分の家族の介護のためや、地域の高齢者へのボランティアなどにこの資格を取得する人も数多くいます。そして、自分自身の老後を考える上でも、研修で得た知識はきっと役に立つでしょう。
特にありません。カリキュラムも試験も日本語で書かれているので、日本語を理解していることは条件になります。
介護職員初任者研修を取得するには、以下の表のように、130時間の講習を受ける必要があります。
科目 | 時間数 |
---|---|
職務の理解 | 6時間 |
介護における尊厳の保持・自立支援 | 9時間 |
介護の基本 | 6時間 |
介護・福祉サービスの理解と医療との連携 | 9時間 |
介護におけるコミュニケーション技術 | 6時間 |
老化の理解 | 6時間 |
認知症の理解 | 6時間 |
障がいの理解 | 3時間 |
こころとからだのしくみと生活支援技術Ⅰ 基本知識の学習 | 12時間 |
こころとからだのしくみと生活支援技術Ⅱ 生活支援技術の学習 | 53時間 |
こころとからだのしくみと生活支援技術Ⅲ 生活支援技術演習 | 10時間 |
振り返り | 4時間 |
合計 | 130時間 |
これは、通学での学習を合計した時間数です。そして、すべてのカリキュラム修了後に1時間程度の筆記試験を受けます。
1時間の筆記試験は振り落とすようなものではなく、学んだことを振り返るような、安心して受けられる内容です。多くの実施校は合格基準を70%程度に設定しており、記述式ではなく、選択式で実施しております。
ヨウコーケアカレッジの受講料は、92,400円(テキスト代・税込)です。また、福祉用具専門相談員講習会とのセット受講料は、117,400円(テキスト代含む・税込)で10,000円お得です。支払方法に関しては、事務局にご相談してください。
介護職員初任者研修の試験合格後は、晴れて有資格者として、介護業界で幅広く働くことができます。無資格者に比べ勤務先の候補も広がりますから、自分の希望条件に合うところを、複数の職場の中から選んでいけます。ニーズが多く、働き方もさまざまです。自分がもっとも働きたいと思える転職先を吟味しましょう。
介護業界では、実務の経験年数などを条件に、キャリアアップにつながるさらなる資格を取得することができます。
実務者研修の受講と、介護実務3年目で、国家資格である介護福祉士資格を取得すれば、役職や給料の面でもさらに優遇されます。
介護の職場は、訪問介護事業所、デイサービス、有料老人ホーム、特別養護老人ホームなど豊富にあります。それぞれに勤務条件や給料、介護業務の内容は様々です。
給料の多寡だけでなく、職場の雰囲気、自宅からの交通の便、介護内容など、さまざまな視点から、自分に合ったところを選びましょう。
117,400円 (テキスト代・消費税込み)
94,200円 受講料 78,000円 + テキスト代 6,000円 (消費税 8,400円)
現在申込受付中!
コース名 | 開校日 | 修了日 | 申し込み締切日 |
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2024年7月 日曜コース | 2024年7月7日 | 2024年12月15日 | 途中合流可能 |
2024年7月 水曜コース | 2024年7月17日 | 2024年12月25日 | 途中合流可能 |
2024年7月 土曜コース | 2024年7月20日 | 2024年12月21日 | 途中合流可能 |
2024年8月 火木曜コース | 2024年8月20日 | 2024年11月7日 | 途中合流可能 |
2024年8月 月水金曜コース | 2024年8月26日 | 2024年10月25日 | 途中合流可能 |
2024年9月 月木曜コース | 2024年9月2日 | 2024年12月5日 | 2024年8月30日まで 途中合流可能 |
2024年9月 火金曜コース | 2024年9月3日 | 2024年11月22日 | 2024年8月31日まで 途中合流可能 |
2024年10月 土日曜コース | 2024年10月20日 | 2025年1月25日 | 2024年10月17日まで 途中合流可能 |
2024年10月 月水曜コース | 2024年10月28日 | 2025年1月29日 | 2024年10月25日まで 途中合流可能 |
2024年11月 日曜コース | 2024年11月17日 | 2025年5月18日 | 2024年11月14日まで 途中合流可能 |
2024年11月 火金曜コース | 2024年11月26日 | 2025年2月21日 | 2024年11月23日まで 途中合流可能 |
2024年12月 火木曜コース | 2024年12月3日 | 2025年2月27日 | 2024年11月30日まで 途中合流可能 |
2025年1月 短期コース | 2025年1月15日 | 2025年2月17日 | 2025年1月12日まで 途中合流可能 |
※欠席日の振替受講は上記コース以外の授業日からも選べます。ご相談下さい。
基本的な介護能力を高めることが目的で、国家資格「介護福祉士」の資格取得には必須の資格!
平成19年の法改正(法施行は平成27年)によって導入されたのが介護福祉士実務者研修です。法改正以前は実務経験が3年以上あれば介護福祉士の国家試験を受験することができました。しかし、質の高い介護サービスを提供するため、介護福祉士の資質向上を目的として実務者研修が新たに導入されました。法改正以後は、実務経験に基づいて国家試験を受験する場合、実務経験3年以
上と介護福祉士実務者研修修了の2つの条件を満たす必要があります。
実務者研修の目的は、幅広い利用者に対する基本的な介護提供能力を持ち、今後の介護保険制度改正や新たな課題・技術・知見を自ら把握できる能力を持つ介護人材の育成です。450時間・20科目の研修を受けることで、介護福祉士養成学校で学んだ学生たちの知識・技能と同等の水準に達することができます。
研修は国から認定された実務者養成施設(スクール)で行います。実務経験を積みながらスクールに通えるよう、国はスクールに対して昼間課程に加え、夜間課程や通信課程の設置を認めています。また、研修受講者の負担を減らすために、ヘルパー2級や初任者研修などの研修を既に受講している場合は実務者研修の一部が免除されます。
お持ちの資格 | 価格 |
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無資格者 | ¥132,000 |
初任者研修 | ¥88,000 |
ヘルパー2級 | ¥88,000 |
お持ちの資格 | 価格 |
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無資格者 | ¥176,000 |
初任者研修 | ¥157,300 |
ヘルパー2級 | ¥157,300 |
現在申込受付中!
コース名 | 開校日 | 修了日 | 申し込み締切日 |
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2024年6月 金曜コース | 2024年6月28日 | 2024年12月27日 | 途中合流可能 |
2024年7月 木曜コース | 2024年7月4日 | 2025年1月9日 | 途中合流可能 |
2024年7月 土曜コース | 2024年7月13日 | 2025年1月25日 | 途中合流可能 |
2024年8月 月曜短期コース | 2024年8月5日 | 2025年1月20日 | 2024年8月3日まで 途中合流可能 |
2024年8月 水曜短期コース | 2024年8月28日 | 2025年1月8日 | 2024年8月26日まで 途中合流可能 |
※補講対応コースは、ご自分のお持ちの資格(ライセンス)に合わせてのスクーリングとなります。
※通常コースは「介護過程III」「医療的ケア(演習)」のみのスクーリングとなります。スクーリング開始前に添削課題を終了することが条件となっております。
※通常コースの日程につきましてはお問合せ下さい。※申し込み締切日についての詳細はお問合せ下さい。
定員:20名
お申込方法:ホームページまたはご来校の上専用の申込書にてお申し込みください。
福祉用具専門相談員とは、福祉用具に関するアドバイスを行う専門家のことです。公的資格ではありますが、国家資格ではありません。介護保険制度における福祉用具貸与事業を行う事業所では、2名以上の配置が義務付けられています。福祉用具を扱う介護保険制度における事業所だけでなく、近年では様々な場所で活躍の場が広がりつつある資格としても注目を集めています。
福祉用具専門相談員の仕事は、福祉用具を使用する方やその家族、担当のケアマネジャーなどから福祉用具に関するアドバイスや相談を受けることが主となります。介護職に就いていない方は意外に思うかもしれませんが、福祉用具の種類やバリエーションはとても豊富です。要介護者の状態や、使用環境を考慮し、適切なものを選ぶ必要があります。そして、介護保険制度で福祉用具を利用する場合は、利用者と相談の上決定していくこととなり、福祉用具の使用に関する計画書(ケアプラン)の作成も行います。
福祉用具専門相談員は、福祉用具専門相談員指定講習を受講し、修了試験に合格することで取得できます。また、この講習を修了しなくても、介護福祉士や社会福祉士、保健師、看護師、理学療法士、作業療法士、義肢装具士に関しては、資格を保有しているだけで福祉用具専門相談員として認められます。
2015年の介護保険制度改定以前は、介護職員基礎研修や初任者研修修了者も福祉用具専門相談員として認められていましたが、現在はこの資格だけでは業務ができなくなったため、注意が必要です。
福祉用具専門相談員指定講習は、全50時間のカリキュラムで構成されており、最後に実施される修了評価試験に合格する必要があります。
カリキュラムの内容
・福祉用具専門相談員の役割
・介護保険制度等の基礎知識
・介護・医療に関する基礎知識
・福祉用具に関する知識、技術
講習は都道府県知事の指定で実施しており、 通学回数は7回、費用は35,000円となっています。
福祉用具専門相談員が活躍できる施設や事業所についても見ておきましょう。福祉用具を専門に取り扱う福祉用具貸与事業所や福祉用具販売店であれば、当然福祉用具に関する仕事がメインとなります。その他にも、特別養護老人ホームや介護老人保健施設といった福祉施設でもその知識を生かすことはできます。ただし、多くは介護職として採用されるため介護業務をこなしながら必要時に役立てるという形になるでしょう。
活躍できる主な職場
・福祉用具貸与事業所
・福祉用具販売店
・特別養護老人ホーム
・介護老人保健施設 等
福祉用具は、要介護者やその家族の生活の質(QOL)を高めるために重要な役割を果たす道具でもあります。
例えば、福祉用具を使うことで動くことがスムーズになれば、人の助けがなくても移動ができ、行動範囲が広がるかもしれません。また、自宅で介護を受けながら生活している方が便利な福祉用具を使えば、家族の介護にかかる時間の短縮や、負担軽減につながることもあるでしょう。
要介護者の状態は、日々刻々と変化します。突然、病気やケガで状態が変わることもあれば、段々と老化によって変化してくる場合もあります。こうした変化に早く気づき、環境と照らし合わせながら適切な福祉用具を選ぶことができれば、「動きやすくなったよ」「介護の負担が減り、自宅での介護に自信がついたよ」などの言葉をもらえることもあります。
介護施設に比べると、福祉用具を専門に取り扱う事業所は少ないため、この資格の求人はさほど多くありません。しかし、福祉用具を使用しながら生活を送る要介護者の数はとても多いです。
福祉用具は、日々進歩し続けています。適切な福祉用具を選ぶことも、要介護者の自立支援を支える重要なポイントとなるため、キャリアアップを目指していきたい人にもおすすめの資格です。
卒業生 | ¥25,000 |
一般 | ¥35,000 |
現在募集中の講座はありません